むくみ(浮腫み)の原因は塩分の摂りすぎではない?根本原因と一生むくまない身体づくりについて解説
「夕方になると脚が張って痛い」「顔がパンパンで太って見える」等、むくみに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
むくみは、見た目だけでなく、体の不調にもつながる可能性があります。
むくみを解消する方法として有名なのは、「塩分を控える」とか「リンバマッサージ」といったものが挙げられますが、ハッキリ言います。これらは
根本的な解消にはなりません。
その場では解消されますが、すぐにまたむくみます。対症療法といわれるやつです。
この記事では、むくみの原因と根本的な解消方法、つまり一生むくまない身体づくりについて詳しく解説していきます。
※心不全や腎不全、メニエール病など病気に関連するむくみは、除外させていただきます。
むくみ(浮腫み)とは?
むくみは、「細胞外液が過剰に貯留した状態」と定義されています。
細胞外液とは、血管の外にある細胞と細胞のすきまを埋めている液体のこと。
肉を切ると、水分が漏れ出てくると思いますが、それが細胞外液です。
この細胞外液が通常より多くなると、身体がむくみます。
なぜこの細胞外液が過剰になってしまう(むくんでしまう)のでしょうか?
むくみ(浮腫み)の原因
「塩分の過剰摂取」「カリウム不足」はよく聞くと思いますが、これは主な原因とはなりません。
なぜなら、人間は「ホメオスタシス(恒常性)」という常に状態を一定に保とうとする働きがあります。
なので、塩分をとりすぎたとしても、通常は体外に排出されます。
しかし、体外に排出されずに「むくんでしまう」のなら、身体機能に根本的に原因があるといえます。
※あまりにも塩分を過剰摂取したなら健康体でもむくんでしまいますが、、汗
この記事では、「塩分を控えましょう」といった、どこでも見るような内容を書く気はなく、科学を元にした少々小難かしい内容を書いていきます。(笑)
でもその方が根本的に解決できます。
根本的な原因として、以下が挙げられます。
1.タンパク質不足
タンパク質が不足すると、むくみます。それには「アルブミン」が関係しています。
タンパク質はアミノ酸の集合体であり、アルブミンはアミノ酸の一種です。
つまり、タンパク質が不足すると比例してアルブミンも不足します。
そして、アルブミンが不足するとむくみやすくなります。
なぜアルブミンが不足すると、むくんでしまうのか?
血液中にもアルブミンが存在することで、血管内と血管外で濃度差が生じます。(血液内にアルブミンがあればあるほど濃度が高い)
液体は濃度を一定に保とうとするので、濃度が薄い側(血管外)が濃い側(血管内、静脈)へと移動します。
ちゃんと血管内(静脈)に吸収されれば、むくみません。
しかしアルブミンが不足すると濃度差がなくなるので、いつまでも吸収されず、滞留してしまいます。
2.肝臓・腎臓の機能低下
そのアルブミンはどこで作られるのか?
「肝臓」でアルブミンは生成されます。
つまり、肝臓の機能が低下するとアルブミンを作ることができず、浮腫みの原因となります。
また腎臓の機能が低下すると、むくみ解消に必要なアルブミンまでろ過してしまいます。
3.筋力不足
心臓から末端へ血液を送りだすのは「心臓」ですが、遠くにいった血液を心臓まで戻すのは「筋肉」です。
心臓からもっとも遠くにある大きな部位は「ふくらはぎ」です。
ふくらはぎや脚の筋肉が低下すると、心臓まで血液を戻すことができず、むくみます。
※静脈内圧が上昇し、細胞外液を吸収することができなくなる
根本的にむくみを解消する方法
何度も言うように、「塩分を控える」とか「リンパマッサージをする」といった方法は、対症療法にしか過ぎません。
解消する方法と言えないのです。
1.タンパク質を摂取する
タンパク質は肉、魚など魚介類、大豆、玉子、乳製品に多く含まれます。
これらの食品を積極的に摂取していきましょう。
おすすめはプロテイン。
手軽にサッと摂取することができます。
ただし、全体の栄養摂取バランスが大事なので、タンパク質だけの過剰摂取には気を付けてください。
2.運動
運動で筋肉を動かすことで、その場でもむくみを解消することができますし、また筋肉が付くことでむくみにくい身体をつくることができます。
特に心臓から遠く、かつ大きな筋肉がある下半身を中心に鍛えることをおすすめします。
3.肝臓・腎臓機能の向上
肝臓・腎臓の機能向上には複数の方法があるので、以下に挙げさせていただきます。
- アルコールの制限:アルコールを制限することで肝臓の負担を減らすことができます。
- 適切な糖質の摂取:糖質を適切に摂取することでも、肝臓や腎臓の負担を減らすことができます。
- 適切なカロリー摂取: カロリーが不足すると、肝臓や腎臓でエネルギーを作ろうとして負担がかかります。
これらをまとめると、
規則正しい生活(栄養・運動・生活習慣)を意識すると、むくみにくい身体になる
ということです。
これらをすっ飛ばして、カリウムのサプリを飲んでみたり、リンパマッサージをしても根本的に解消されることはありえません。
最後に
むくみの原因は様々で、個人差もあります。
ご自身の生活習慣を見直し、適切な対策を行いましょう。
それでも改善が見られない場合は、医療機関を受診することをおすすめします。
最後まで、お読みいただきありがとうございました!
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