糖質制限は危ない?メリットとデメリットを詳しく解説
糖質制限ダイエットは、短期で一気に体重を落とすダイエット法として広がっています。パーソナルトレーニングジムでもトレーナーからそういった食事指導を受けて実践し、成功されている方も多いでしょう。
一方で「危険である」「不健康になる」「リバウンドしやすい」といった情報も多く見受けられます。
本記事では、
- 糖質制限ダイエットはそもそも危険なのか?
- 糖質制限ダイエットはなぜ危険と言われるのか?
- 糖質制限ダイエットに向ている人、向いていない人
といったトピックで解説していきたいと思います。
糖質制限ダイエットはそもそも危険なのか?
まず一番分かりやすい情報から見ていきましょう。
上記は「総死亡率」と「炭水化物からエネルギー」の相関グラフで、
横軸の「炭水化物からのエネルギー」は簡単に言うと、炭水化物の摂取の割合です。
※「糖質+食物繊維=炭水化物」ですので、炭水化物と糖質はほぼイコールと思っていただいて構いません
グラフを見ると炭水化物の摂取割合が少ないほど、総死亡率が高くなっています。
この有名なグラフによって、「糖質制限ダイエット=危険」と言われることになりました。
しかし、これはあくまで統計の結果だけであって、メカニズムを説明しているわけではありません。
大事なことは、糖質制限をすると身体の中で何が起こるのか?どう作用し、どこに負担がかかるのか?
等といった生化学的な理解が必要になります。
科学的な理解をした上で、各々が適切な判断をすることがベストです。
結論を書くと
「糖質制限ダイエットが危険かどうかは人による。ただ身体に負担がかかるのは間違いない。」
です。
どう身体に負担がかかってくるのか説明します。
糖質制限ダイエットが危険と言われる理由
理由は以下の通りです。
1.ミトコンドリアの機能低下
軽度な糖質制限は、ミトコンドリアを働かせさせて活性させるといわれていますが、極端な糖質制限はミトコンドリアをフル活動させることになり、疲弊させてしまいます。
ミトコンドリアは体の中で最も大きなエネルギー産生工場ですから、ミトコンドリアが働かなくなると、
多くの細胞がエネルギー不足となり、全身のあらゆる機能が低下し、病気のリスクが格段に高まります。
2.肝機能の低下
身体から糖質が不足すると、身体は元々身体にあるものから糖質を作ろうとします。
※身体は一定の糖質量が常に必要です。なので「血糖値」がゼロになることは絶対にありません。
身体は「筋肉」を分解して、糖質を作ります。
そして筋肉から糖質を作る場所が、「肝臓」「腎臓」なのです。
※「肝腎要(かんじんかなめ)=すごく重要」という言葉も、このことから来ています。
つまり糖質が不足すると、「肝臓」「腎臓」をフル回転させて筋肉を分解しまくって、糖質を産生しまくります。
そして、「肝臓」「腎臓」が疲弊し、機能低下を起こし、肝臓や腎臓に付随する病気のリスクが高まることが考えられます。
お酒を飲みながらでもダイエットをしたい、元々内臓機能が強くない方は避けた方が良いでしょう。
3.筋肉量の低下
糖質が体内から不足すると、「筋肉」を分解し、「糖質」を産生しようとします。
糖質が不足すればするほど、より筋肉の分解が激しくなり、筋量が減少します。
筋肉が減ると、代謝や身体機能の低下、怪我や病気のリスクが向上します。
ボディメイクをされている方にとっては避けたい問題です。
糖質制限ダイエットに向いている人、向いていない人
〇 糖質制限ダイエットに向いている人
- 虚弱体質ではなく、健康体である人
- 肝臓や腎臓など内臓機能に特に問題がない人
- ある程度筋肉量のある人
× 糖質制限ダイエットに向いていない人
- 病弱、虚弱体質な人
- 内臓機能に問題のある人(消化機能、肝臓など)
- お酒をよく飲む人、辞められない人
- タンパク質摂取が苦手な人
- 子ども、高齢者
以上のことをよく理解した上で取り組んでいただくことで、より糖質制限ダイエットの効果が高まるでしょう。
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