なぜお腹の肉は落ちにくい?科学的にお腹痩せを徹底解説

太ってきて、最も気になる部位の「お腹」。

ダイエットを続けても、「中々お腹が引き締まらない」「ポッコリお腹がずっとある」「脂肪がとれた感じがしない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

今回はなぜお腹周りに脂肪が多くついてしまうのか?お腹を引き締めるには、何をしたら良いのか?科学的根拠をもとに徹底解説したいと思います。

脂肪は3種類ある

①皮下脂肪

皮下脂肪とは、皮膚のすぐ下にある皮下組織にため込まれる脂肪のこと。

身体で最もためることができ、特に生殖器や内臓を守るため腹部に多く分布しています。

焼肉で例えると、ロースのふちについている脂肪になります。

②内臓脂肪

胃、腸、肝臓といった内臓組織の周りに付着する脂肪こと。

内臓も筋肉でできているので、いつでも動けるようにとできるだけエネルギーを貯めようとします。

最も優先的に燃焼される脂肪です。

多すぎると内臓機能低下、高血圧、脂質異常など問題を引き起こします。

焼肉で例えると、マルチョウやホルモンについている脂肪になります。

③異所性脂肪

異所性脂肪は,内臓脂肪や皮下脂肪と いった脂肪組織以外に蓄積する脂肪のことで、狭義 には非脂肪細胞、特に肝実質細胞や骨格筋細胞など の実質細胞に蓄積した脂肪を指すが、心周囲脂肪な どの臓器周囲や,間質組織に及ぶ脂肪細胞(組織) も広義には含まれる。

引用:外科と代謝・栄養,2021 年 55 巻 3 号 p. 115-119

大量のエネルギーが体内に入り、皮下脂肪や内臓脂肪といった脂肪組織で対応しきれなくなると、

緊急脂肪貯蔵システムが発動し、心臓周囲や骨格筋内細胞に脂肪を溜め込もうとします。

筋肉の隙間に入り込みますので、いわば「霜降り状態」になります。

ただこちらは本来つかないところにつく脂肪なので、総量としては少なく、筋活動を行うことですぐに燃焼されます。筋トレで引き締まる理由として、異所性脂肪の燃焼が関係しています。

焼肉で例えると、神戸ビーフ!超霜降り肉です。(食べたい、、、)

腹部には、皮下組織もあれば内臓組織もあり、骨格筋も存在しますから、すべて種類の脂肪を貯蔵することができます。

お腹周りに脂肪がつきやすい、またお腹が出てくる原因となります。

ぽっこりお腹の原因とは?

1.元々、脂肪細胞が多い

お腹の近くには、腸や肝臓、生殖器といった重要な臓器があります。

そういった臓器たちを守るために、腹部に脂肪を付けて守ろうとします、脂肪はエネルギーだけでなく、クッション代わりとしても働きます。

その為、他の部位に比べて脂肪が付きやすくなっています。

2.精製糖やアルコールの過剰摂取

砂糖などの精製された糖は、「果糖+ブドウ糖」の二糖類ですが、問題なのは「果糖」。

果糖は、血流にのって全身に行かず、直接肝臓に行って代謝され、

余剰分はそのまま肝臓の周りで脂肪となります。

お菓子やジュースをよく摂取している人は、肝臓に脂肪がつきやすいです。

アルコールも肝臓に負担をかけますので、肝脂肪の蓄積に繋がります。

3.慢性的な炎症

脂肪は分解されるときにマクロファージによって、一時的に炎症を引き起こします。

しかし肥満状態の継続や乱れた食生活により、微弱な炎症が長く続いたしまい、「慢性炎症」となります。

炎症にによって組織が張れ、膨張します。

4.運動不足(筋力低下)

脂肪ではなく、筋肉のゆるみによってお腹が出てくることがあります。

運動不足によって腹部の筋肉が低下すると、筋肉は正常な長さを保てなく、ゆるんできます。

※「伸び切った元気のないゴム」を想像してください

適切な筋肉の張力が失われ、延長されます。(筋の延長化)

延長された腹筋は、内側から内臓に押しだされてポッコリ出てきます。

また筋肉がしばらく使われないと、異所性脂肪が付着しやすくなり、お腹が出てきます。

5.姿勢が悪い

反り腰姿勢だと、腰が前に突出した形となり、お腹が突き出されポッコリお腹になります。

これはどれだけダイエットしようが、元々骨によって突き出されている為、お腹をへこませることはできません。

また反り腰によってお腹の筋肉が徐々に弱くなり、上記の理由のように内臓に押しだされてポッコリお腹になってきます。

お腹のぜい肉をそぎ落とす方法

1.バランスの良い食事を心がける

精製糖を含むお菓子やジュース、アルコールを摂らないようにしましょう。肝脂肪となります。

また過剰な脂質の摂取も、お腹周りに脂肪が付きやすいので、揚げ物など脂質の高いものは避けましょう。

タンパク質、脂質、糖質を自然なものからバランスよく摂取しましょう。

2.腹筋群(インナーコア/アウターコア)を鍛える

お腹は様々な筋肉から成り立っています。

呼吸に関係する内側にある「インナーコア」や体幹を動かしたり固定させる「アウターコア」があります。

どちらか一方ではなく、内外両方からアプローチをかけていくことで最短でお腹を引きしめることができます。

インナーコアは主に呼吸エクササイズ、アウターコアは腹筋エクササイズ。

それぞれを自分の身体に合ったエクササイズを選んで行っていきましょう。

3.ストレッチを行う

お腹周りは常に柔らかくしておきましょう。

硬いままだと緊張がより強くなり、張ってきます。結果的によりウエストが太くなります。

また硬いということは動かないということ。筋肉が徐々に衰えて、異所性脂肪がたまりやすくなる可能性もあります。

腰を丸めたり反ったり捻ったりして、動くようにしておきましょう。

4.普段から姿勢を意識する

「背もたれによりかかってお尻を前に出した姿勢」「骨盤を前に突き出した姿勢」は確かにラクですが、どんどん筋肉を落とし、姿勢を悪くさせてしまいます。

なるべく背もたれを使わない、よりかからない、頭の位置を高くする等意識するように心がけましょう。

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